「リストラ」なんて滅多にない!?かなりヤバイ会社か、よほど出来ない奴だけ?
ニュースってのは悲観的なのが常なようで、××万人リストラだの、「追い出し部屋」だのと、見ているだけで不安になる文言が並ぶ。
だが、本当にそうか?
オレの経験からすると、どうも引っ掛かるので不審に思ってはいた…。
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課長になったらクビにはならない
…というタイトルの本を読んだ。
課長になったらクビにはならない 日本型雇用におけるキャリア成功の秘訣
- 作者: 海老原嗣生
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/05/20
- メディア: 単行本
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タイトル通りの内容で、日本企業では課長になったら滅多にクビにはならないこと、さらにはそれにはそれ相応の合理性があることが書かれている。
ざっくり書くと、
・課長が持つ無形の「社内人脈」は、組織を運営する上で重要
→だから出世しているし、まずクビにはならない
・リストラの主な理由は、あまりにも出来なくて周囲も困るレベルの人材を辞めさせること
という感じ。
このことって、オレの経験則でも当てはまるんだよね。
ブルーカラーとか非正規雇用だと分からんけど、ホワイトカラーでリストラされるって、だれが見ても明らかにダメな人だけって印象がある。
さらに、転職が一般的にはその後のキャリアで不利になること、アメリカのように転職が一般化すると問題が多いことにも触れられている。
気になる人は読んでほしい。
ただ、クビにならない条件として、
・会社の業績がヤバくないこと
・150人以上の規模の会社であること
をあげている。
まぁ確かに、零細企業とか創業したてのベンチャーだと、肩書きなんててきとうに就いてそうだし、社長の一存でいきなりクビにされそうだ。
また、この本では書かれていないが、ブラック企業ももちろんダメ。
転職は慎重に…
で、なぜこんなこと書いたかって、ここ数年、、、
「有名企業でもいつどうなるか分からない」
「どこででも通用するスキルを」
「ベンチャーのほうがやりがいがあるし、成長できる」
みたいなことを目にするのだけど、あんまり信用しないほうがいいと思うから。
有名企業より、転職で入れるような中小ベンチャーのほうが一般的にはヤバい場合が多いし、どこででも通用するスキルなんて滅多にないし、やりがいを売りにしてる会社は大抵激務だからうつ病になりかねない。
だから、よほどひどい会社ならともかく、それなりにちゃんとした会社でがんばれば、そこそこは報われると思う。
なので、転職は慎重にしましょう、と。
ちなみに、オレのように、
「副業やってあわよくば独立!」
…みたいに考えてる人は、副業する時間さえ確保できる会社なら辞めないほうがいいよ。
「転職して、独立するスキルを…」とか思ったところで、そんな会社めったにないし、あったとしても激務の臭いがプンプンするから、独立のための時間がなくなる。
仕事終わりに、自分でやれることをやってったほうが近道。
今日はそんなところで。