ベンチャーや中小企業は待遇面でも転職市場でも、大企業より不利に決まってる
特にネットの中で多い気がするのだが、「ベンチャーの方が成長できる」だの、「中小企業の方が大企業よりやりがいがある」だの、果ては「キャリアアップにつながる」なんて意見が結構あるように思う。
そういう面もないとは言わないが、それでも大企業に行ったほうがいいと思う。
具体的に書こう。
まず待遇面が圧倒的に大企業のほうが有利だ。
基本給はまだしも、残業代が出るとか出ないとか、ボーナスの額とか、退職金のあるなし、家賃補助や家族手当等々、ほとんどの場合大企業のほうが上。
ベンチャーでは良くユニークな福利厚生を売りにしてたりするが、冷静に考えると金額的には大したことなかったりするものばかりだ。
つまり同じ時間働いても、もらえるものは大企業のほうが多いってことね。
それに労働時間も大企業のほうが普通は短いしね。
それと、仮に転職するときも大企業のほうが有利。
よほど有名なベンチャーならまだしも、転職市場では知名度のある大企業にいたほうが絶対に評価される。
これは転職活動した経験則から確かなことだ。
大企業からベンチャーは転職する人が多いが、その逆はあまりないことがその一つの証明。
とまぁそんなわけで、普通に考えたら大企業のほうが有利だが、そういうことを踏まえた上でベンチャーやら中小企業に行くなら別にいいんじゃないかと思う。
ちなみにオレは、転勤も異動もしたくないから、大企業はイヤだ。
いや、マジメな話。
そんなわけで、一般的に有利かどうかなんて関係なしに、イヤなもんはイヤだし、好きなもんは好きってこともある。
それはそれでいいんじゃないかと思う。
でも、ベンチャーの、言ったら見せ方が上手いかっこいい雰囲気にあこがれて、あまり考えずに行っちゃうのは絶対やめたほうがいいと思うのだ。