"しんどくない働き方"がしたいなら、「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?」を読むしかない!
言われてみれば確かにそう!
意外に気づかなかった、働き方の指針を示してくれる本を読んだので、ご紹介。
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どれもしっくりこない…
ネットや本などで働き方に関するものを読むと、千差万別に思える。
例えば、、、
- 真面目にコツコツやってれば、いつか報われる
- つべこべ言ってないで、若いうちの努力は買ってでもしろ!
みたいな努力至上主義。
- そんな会社やめちまえ!スキルアップして転職しろ!
- 独立起業だ、コノヤロー!
要するに、環境を一気に変えろってのとか。
あとは、
- 上司のウケを良くする〇つの方法
- 定時で帰る技術
のようなサラリーマンハック的なあれとか。
正直、どれもしっくり来なかった。
「闇雲な努力って報われるの?」
「転職とか独立起業って万人向けか?」
「小手先のテクニックってその会社とか上司によっては全然通用しなくね?」
って感じで。
そんな中で下記の本読んだのだが、初めて「確かに…」と思ったのだ。
自己内利益を最大化する
内容をざっくり書くと、
- 給料は基本的に必要経費で決まっている
ex.) 責任が重い仕事ほど、ガス抜きのコストが多くかかるから年収が高い - 満足感には慣れてしまうが、必要経費は残る
ex.) 年収1,000万になれば最初は嬉しいが、いずれはそれが当たり前になる。だがその年収を維持するために、激務をこなさなければいけないことは変わらない - 満足感を変えずに、必要経費を下げる働き方をしよう!
このことを、企業が売上ではなく、利益を最大化することと同じように考えて、
「自己内利益を最大化する」
と書かれている。
具体的にどうするか?
そのための方法として、以下二つがあげられている。
変化のスピードが遅い業界・職種をあえて選ぶ
賞味期限が長く、身につけるのが大変で、高い使用価値のある知識・経験をコツコツ積み上げる
今のオレがまさにそう。
製造業で経理しているが、例えば「金属加工の技術」なんて何年も変わってない。
30年以上も前の機械をまだ使ってて、それでちゃんと製品になってるし。
あと、経理の仕事内容なんてのも、オレの母親の時代からそんなに変わってない。
経理で使うソフトが進化したぐらいで、やってることは一緒だ。
しかも銀行との交渉とか、税務署対策とか、本読んだだけじゃ分からないので、仕事してるだけでドンドン差別化できるスキルが増える。
逆に「IT業界でSEやってる」だったらどうか?
最先端のプログラミング言語をマスターしても、10年後にはまったく新しい言語が使われていて、また一から覚え直さないといけないかもしれません。
しかしそのときには、自分より10歳以上若い、やる気も体力も吸収力もある若手の人間と競争しなければならないでしょう。
なので、スキルとして積み上げるのが大変。
常にがんばってないといけないわけで、「必要経費が下がらない」のだ。
働き方を根本から変えたいなら…
ざっくりまとめたが、この本の中ではさらに、「なぜ給料が必要経費で決まるのか?」を、そもそもの資本主義の構造や会社の目的から分析していたり、「どんな仕事をするべきか?」についてのさらなる説明がある。
ということで、しんどい働き方を根本から変えたい人は、ぜひ読んでみよう!